注文がある毎に少しずつ掘り出してる人参ですが、どか雪以来初めて畑に入りました。

畑へ続く道は３月まで除雪車が入ってくれないので、自力で除雪することに。
正月に除雪していた時、吹雪になり髪・ヒゲ・メガネなど、真っ白の浦島太郎状態だったので、今回は完全武装で！





道を作ります。モリモリっと！



雪が多い所は70cmほどでしょうか。



『僕の前に道はない　僕の後ろに道はできる』

ああ、自然よ…



道ができました。



畑は一面銀世界。



夏はこんなでした！




「起きろ！俺の紅い息子たち！！」
叫ぶ夫。

「人参は娘だよ～。」
訂正する妻。



掘って…

予想通り、土は柔らかい！




小さめの人参なら、なんとか手で抜けます。



ウマそ～！！！





しかし品種によって掘りにくい。
ベータリッチなんかは長いのでとても手で抜けません。

「チキショー！！ベータリッチはもう作ってやらね～ぞ！
　ベー太、お前はもう勘当だぁ～！」

紅い息子に怒る夫。
早くも勘当宣言です。


埼玉のお父さんお母さん、怒れる獅子を鎮めてください…（笑）


つい先日、某メディアにて南風農園が取材されました。
いつものように純朴な農業青年として、
熱く、そしてちょっぴりキザにトークを繰り広げていたようですが

「紅い息子」や
「勘当だ！」と叫ぶのキャラを出した方が面白いんじゃないでしょうか。

絵が上手だったら漫画にしたい！と思うような南風農園の日々です。


今年も笑って泣いて一生懸命、南風農園は頑張って働きます！！

まだ夜も明けぬ頃…

馬小屋の扉を開け




「正月だから余計にやるづ～！」と、大盛りのエサをあげるお婆ちゃん。




暗くてボケボケですが…



去年産まれた仔馬たちもすくすく大きくなり
乳離れして母と離れ

仲間たちと同じ部屋で過ごしています。



人それぞれだと思いますが、
馬に接していると安心します。

サラブレッドは近くで見ると、荒々しい怖さもありますが！！


良くも悪くも、人は変わってしまうけど
動物はあまり変わらないと感じます。

いつも変わらずに馬が接してくれると
自分もありのままをさらけ出し

何も持たない素の自分が出てきて
心を丸裸にされた気分になるんです。



エサやりのあと、近くの神社でお参り。
お婆ちゃんがご先祖様の話をしてくれました。



お爺ちゃん、お婆ちゃんと一緒に暮らし始めて半年が過ぎ

60歳も年齢が離れてても
相手も元気なだけに、時たま本気で喧嘩してしまうこともあります。


でも、年寄りの話は面白い！とつくづく感じるこの頃。

何十年もほぼ365日、
自分は食べなくとも馬に毎日エサをやり続け、今年87歳。

この地域のお年寄りの生き字引的存在！

『老いたる馬は道を忘れず』

人生の積み重ねを思うと、頭が下がり…やはり尊敬しています！！



初日の出を待つ間



キツネ？の足跡を追いかけてみる。



雪の中を歩いていると、何故すぐに体が熱くなるんだろう？


徐々に夜が明けて




日の出！！



良いこと、悪いことがあろうとも
めげずに。

今年も良い1年になりますように！！

明けましておめでとうございます！

旧年中はたくさんの方々に支えられ、応援していただき
本当にありがとうございました。

畑も茨城→青森へ大移動し、
まだまだ試行錯誤の日々ですが

南風農園、今年も張り切って畑仕事に精を出してまいります！


青森で初のお正月を過ごし、

八戸の郷土料理、人生初の「くじら汁」を戴きました。



ここ南郷、昭和には「くじらの村」と呼ばれるほど
捕鯨が盛んな村だったそうで、

おじいさん、おばあさんに聞くと
昔から大晦日～正月はくじら汁をいただいたそうです。


外は、年末のどか雪で畑も牧場も白銀の世界。




５月に南郷に来て
秋にはたくさんの人参が収穫でき



というか人参しかできてないですが…


人参の品種ごとにジュースを作ってみました！




今年は、より一層ステップアップの年にしていきたいです！



今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。